家族葬の利点は、何といっても隣近所や会葬者への気遣いをすることなく、故人との別れの時間がたっぷり持てることです。かつての葬儀は、故人が病院で亡くなった場合、自宅に搬送され、隣近所に助けられながら行われるのが主流でしたが、核家族化が進み、マンション住まいも増えた昨今、自宅ではなく斎場で葬儀を行うことが、千葉でも一般的になってきました。故人が病院から直接斎場へ搬送されることで、近隣住民も知らないうちに、葬儀社の手配によって葬儀を済ませることになります。日ごろから親しい近所付き合いをしていない限り、葬儀だからと急に交流するのは不自然ということもあって、シングル世帯も多いマンションなどでは特に、斎場で行う家族葬が一般的になって来たのは、有難い傾向と言えます。

細かい要望を反映させやすい葬儀スタイル

家族と親戚、故人のごく親しい友人のみの参列という以外に、家族葬には旧来の葬儀とは違う特色が多くあります。家族のみの葬儀という以外は、お通夜と告別式の両方とも行う通常形式であっても、会葬者への通夜振る舞いの料理の分量に気を遣ったり、香典の管理や香典返しなどの煩瑣な流れを省略することができます。東京のベッドタウン都市が多い千葉エリアでも、昔ながらのしきたりで葬儀を行う場合、比較的若い世代にとっては慣れないことへの対応が多くなることで、心労が重なってしまいます。家族葬などの場合、お通夜を行わない一日葬もあって、自由度の高さは「葬儀の常識」に縛られることなく、気持ちの上でも楽に行える面があります。旧来の葬儀の流れにとらわれないことで、周囲の評価を気にせずに、故人との別れの時間を心穏やかに過ごすことができます。

費用の面でも気持ちが楽になる利点

千葉に限らず急増しているのが、お通夜も告別式も行わない、火葬のみの直葬です。式典が無いことで費用がかなり抑えられる点が、やはり大きな利点となっています。格安10万円以下といった広告もありますが、平均的な直葬で25万円ほどと言われ、通常の葬儀でかかる費用の全国平均およそ122万円から比べると、かなりの安価で行えることになります。費用面に加えて、忙しい現代人にとっては時短で行えることも、直葬の大きな魅力の一つとなっています。故人との別れの時間が短すぎることを心配する人も居ますが、時間そのものは短くても、純粋に、家族と親戚のみの別れのひとときを過ごしたことで、かえって故人への思いを深めることができたという口コミなども散見されます。故人と家族が過ごす大切な別れのひとときという、葬儀本来の精神が反映されていることも、大きな利点と言えます。